色紙とは

色紙について詳しく説明いたします。

色紙と京都

色紙というと、最初に思い描かれるのは白地に金縁の四角い色紙ではないでしょうか。 有名人のサインがかかれたものをお店で見たり、寄せ書きに使われたことのある方も多いでしょう。 なじみ深い色紙ですが、実はこれ、日本独特の文化なのです。この色紙がどのように生まれたのか、ご紹介します。

色紙説明1

色紙とはもともと染紙(そめがみ)のことをさしました。
この名は、屏風や襖などに詩歌(しいか)などを書き入れる場所を取ることを「色紙型(しきしがた)」と読んだことに由来しています。

色紙説明2

平安時代の歌集や詩書の中には、染紙を使って装飾性を持たせたものが数多くあり、鎌倉時代には、現在のような色紙・短冊として完成しました。

色紙説明3

現在最も一般的なサイズである、八寸×九寸(242mm×273mm)の色紙。 これは、京都御所で行われた、大正天皇の御大典(ごたいてん)の時に竹内栖鳳が使ったといわれています。

お坊さん

元来、色紙・短冊は宮廷や寺院などで多用されたので発展の中心は京都にありました。

貴族

色紙ができるまで

色紙の製造工程をご紹介します。

①手作業で作られる伝統的な色紙

原料には、三椏(みつまた)や楮(こうぞ) の天然繊維が使われます。自然に優しく、丈夫でしなやかです。

手作業で作られる伝統的な色紙

地合(じあわせ)・仕上げ合わせ(しあげあわせ)

仕上げ合わせ図

書画用は3~7枚、歌用は5~7枚の和紙を貼り合わせてできています。接着剤には『正麩糊』を使います。

正麩糊(しょうふのり)とは・・・
お麩を作るときに出来る小麦粉のでんぷん糊です。掛軸や屏風の表装にも使用します。

染め付け(そめつけ)

染め付け

地合が終わった歌用の紙を染料 または 顔料で染めます。

模様(もよう)

模様

紙の上に渋紙を置き、金箔や金砂子で模様を付けていきます。 渋紙をはずすと模様が浮かび上ります。さらに金箔や金砂子を施して仕上げます。

渋紙とは・・・
和紙を張り合わせて柿渋を塗った紙です。ここでは模様の型紙として使います。

②工場生産の色紙

地合(じあわせ)・仕上げ合わせ(しあげあわせ)

仕上げ合わせ図

工場生産の色紙は三層構造で出来ています。注目していただきたいのは、二層目の「芯紙」。ここには再生紙が使われることが多いです。

色紙の生産時には大量の端切れが出ます。それらを再生して芯紙として利用するのです。色紙は環境にも配慮して製造されています。

芯紙ロールに生まれ変わる

現在京都では全国の色紙・短冊のほとんどを生産・販売しています。弊社で販売している色紙もすべて、京都で作られています。

古くから日本人の生活に馴染み深い色紙。あなたの生活にも、取り入れてみませんか?

千眞工藝 色紙
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