京ことばで綴る洗心のひととき

過去に千眞工藝が発行したメールマガジンどす。
だいぶぎょうさんになってきたけど、せんぐり読んでおくれやす。

  • 2001年5月18日掲載

    三級(さんきゅう)浪(なみ)高うして魚、龍と化す

    中国四千年の昔、黄河の氾濫をしずめるため、皇帝の命を受けた父の遺志を継いでその子が、上流の竜門山に三段の滝(ダム)を完成させはった。

    それ以来氾濫がなくなりその滝のことを「竜門の滝」と呼ばはるようになった。
    そして、毎年春になると、魚たちが黄河をさかのぼりこの滝を登ろうと競争。中でも、鯉だけがものすごい勢いで登り雷で尾を焼き、頭に角をはやし、雲を起こし雨を呼んで龍となって天に昇っていくというもの。

    この話から精進努力すれば必ず立派な人物になれるという意で端午の節句とか、出世祝、栄転祝などの席によう用いられる言葉なんやって。
    ここから立身出世の関門を「登竜門」というようになったそうえ。

  • 2001年4月11日掲載

    桜の花

    みなさん、花見は行かはりました?
    京都はこの日曜日えらい人でした。

    ところで、この花見の花は「桜」のことで、こういうふうになったんは、実は、「古今和歌集」のころになってからで、もすこし古い「万葉集」の時代には「梅」のことやったんどすえ。
    平安時代に始まったんやとされるお花見はまだ貴族はんらの歌会で儀式的なもんでした。そやけど、農民たちが桜の咲く様子を見て、その年の豊作を占のうたんが、庶民のお花見のルーツ。

    それから、リクレーション的お花見となったんは、江戸元禄の頃なんやって。

    桜が日本人に好かれるのは、その散り際の潔さと、憐れな風情が武士道の精神におうてるんです。
    桜の花が、人様に喜んでもらいたいさかい、見やすいように下向きに開いているんを知ってはる?
    今度、真下に行ってよう見とおくれやす。

  • 2001年3月23日掲載

    安部清明について

    お引越しのときなど古くから特に京都では家相と呼ばれる「風水地理」を気にしゃはる人がたんとうおいやす。
    単に古くさい、迷信だと馬鹿にせんと 日当たり、風通し、水の流れなんかをあんじょうしゃはったほうがよろしいのちがいますやろかというもんです。

    ところで、今回は数年前、若い女性を中心に、占いブームの発端となった安倍清明(あべのせいめい)というお人について。
    清明は平安中期の陰陽師(おんようじ)で不思議なワザをなすという精霊を自在に使い、あらゆることを未然に知り得た占いごとのスーパースターさんでした。彼の占い術や呪術はすぐれていて、そやさかい藤原道長ら貴族の要請も多かったといわれとります。

    彼には数々の伝説がつきまとっています。有名な伝説の一つに母が狐であるといわれ、その登場の場面には、色白の細面、細目で美男子に描かれ、笑みを浮かべては呪いをかけているそうです。
    陰陽道とは、古代中国からの陰陽五行の理にもとづき、天文、暦、占いなどを見る学問で暦の曜日や干支という語もここからきています。

    因みに京都・堀川一条戻り橋のそばに清明神社があり、清明を祀っておいやす。
    ここでは清明について よう教えてもらえるそうですよ。
    ほんなら、いっぺんいこかな?

  • 2001年2月19日掲載

    桃の節句

    「明かりをつけましょぼんぼりにー♪ 
    お花をあげましょ桃の花~♪♪♪」

    節分が過ぎれば、女の子たちは「桃の節句」が早く来ぃひんかなぁと待ちわびたものでした。(#^.^#)
    本来 節句とは、季節の節目に、新しい季節に対し、供物をしお祝いすることから「節供」というといおした。これは、私達日本人の季節に対する感覚の豊かさからくるものですさかいに、連綿と今に伝わっているこうした幸せを願うならわしを大切にしたいもの。(^-^)!

    〝バレンタインデー〟もいいもんですが、何か本来の意味が失われているような気がする今日、私達は温故知新の心を訴えたい、と思います。
    日本では、古来、巳の日の祓いとして、「ひとがた」といい紙で人形をつくり災いを払うために川や海に流していました。これがひな人形の源流であるとされているんどすえ。

    「ひとがた」で災厄を祓う上巳(じょうし)の節句が、現在のような女の子の「ひなまつり」になったのは、意外に近年になってからで、平和が訪れた江戸時代に入ってからだそうです。

    「”お雛様”をかたずけんのが遅くなると、お嫁に行くのも遅くなる」
    いうのは、しつけのために、いやがる子供に、そう言って片づけさせたらしいけど、そんなん、かなんわ~!(*⌒ヮ⌒*)

  • 2000年12月18日掲載

    21世紀の光

    皆さんの町では新年を迎える行事にどんなんがありますか?
    京都でもっとも古くから親しまれてきた伝統行事のひとつに祇園・八坂さんの「をけら詣り」が有名です。
    大晦日の除夜祭のあと、参詣者は境内の「をけら灯篭の火」を火縄に移して、その火を消さんようにグルグルふりまわしながらあんじょう持ち帰ります。その火をおくどさん(かまど)に点火して元旦の大福茶やお雑煮を食べるとその年中は病気にならへんというもの。

    今年は京都から「21世紀」へのカウントダウンイベントとして史上初!大晦日に五山の送り火が午後9時から順次点火されるんどすえ。
    それらの火は京都市役所前広場に運ばれ「鞍馬の火祭」「広河原の松上げ」比叡山延暦寺の「不滅の法燈」の火と一つに合わされて《21世紀の火》として今後100年間灯し続けられまっさかいに長生きせなあきまへんえ!!
    21世紀へのメッセージを記した3万本ものぎょうさんの祈願札。
    私達スタッフもこの祈願札に京都から【永遠に平安】の思いを込めて参加してます。

  • 2000年11月21日掲載

    風水?方位?

    京都の前身が、今から千二百年前、遷都された平安京であることは知ってる?
    でまた、中国の長安の都を見習って造られたことも承知?!(?_?)
    中国の遠い時代、風水の思想で、四神相応の地相が最上とされていたんです。その地相は、左方である東に流水のあるのを青龍、右方である西に大道のあるのを白虎、正面である南にくぼ地のあるのを朱雀、そして後方である北方に丘陵のあるのを玄武といって、人々に、厄災を遠ざけ、幸福を招く方位相なんだそうで、古都京都はこれにピッタリあてはまる地相だったんですよ。
    そこで、この玄武の姿をわかりやすく、かわいく「巳」と「亀」で福来の置物として京都からご案内したということなんです。

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