京ことばで綴る洗心のひととき

過去に千眞工藝が発行したメールマガジンどす。
だいぶぎょうさんになってきたけど、せんぐり読んでおくれやす。

  • 2004年04月18日掲載

    大切なお水

    コーヒーやお茶でも飲みながら読んだはる人もおいやすやろ?
    飲めるお水が今では蛇口に手を近づけただけで出てくるんやさかいほんに便利な世の中になったもんどす。

    そのお水についての討議が京都、滋賀、大阪でこないだありましたんえ。
    皇太子様、雅子様もきゃはりました。そこで・・・

    ●今の地球を直径150センチの大きさと仮定して考えまひょか。

    その時地球全体のお水の量は50Lくらいで、その殆どが海水。
    そやし、その内の60CCが真水なんやけどその90%が氷山や氷河のような氷の状態。となると?

    ◆生活水はわずかスプーン一杯程度!

    こないにすけないにゃし(これだけ少ないのだから)ちゃーんとお水のことをみんなで考えなあかん、ということがようわかりますやろ?

    でけることは、小さなことからコツコツと・・・

  • 2003年3月7日掲載

    布袋さん

    日本では、七福神の一人として信仰されたはる布袋さん。
    中国唐代末頃の ほんまにやはった山僧やそうどす

    半裸でおっきい(大きい)太鼓腹の姿にいっつもニコニコ笑顔で身の回りのもんを入れたでっつい『布』の『袋』を担いで歩き吉凶や晴雨を占のうて外れたことがなかったそうえ。

    世人は彌勒さん(弥勒菩薩)の化身として尊び、そのかっこ(姿)から布袋和尚と呼んだんやそうどす。ほんでお顔も円満やし好画材としてよう描かれてはりますな。

    お月さんを指さす布袋さんをよう見かけます。どんな意味があるんか知ったはる?

    お月さんは仏さんの教え、また指を経典に喩えて仏道を説いたはる姿やそうなんえ。

  • 2003年2月7日掲載

    七福神めぐり

    招福の七福神てちゃ~んとみんな言える?年賀状でもよう見ますな~。
    《風神・雷神》はちゃいます。

    「えべっさん」(恵比寿)と「だいこくさん」(大黒天)の二神は、町衆の信仰(民間信仰)として室町時代にあったようやけど、それが七福になり、七福神詣でが盛んになったんは江戸中期以降なんやて。

    なんで七福になったんかは、「仁王経」(にんのうぎょう)という仏典の「七難即滅、七福即生」がその起源らしいにゃけど、招福の神さんは、ぎょうさんやはったほうがええのんか忽ち盛んになったんやそうえ。

    七福神がそろって宝船に乗っているあの宝船絵も、この頃から売られたんどす。

    七福神とは、恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、布袋、寿老人、福禄寿というのが一般的。

    皆さんも七福神を巡り、幸せを祈願しに行ってみはったら?

  • 2002年11月16日掲載

    大黒柱

    年の瀬のおうちの大掃除、ほんでまた台所はきれいにしとかへんかったらきしょく悪いもんやさかい、せんど磨いたり、さらの(新しい)お札に替えたりしゃはります。

    町屋と言われるような日本家屋には、台所に面したところにおっきな(大きな)柱いわゆる『大黒柱』があるもんどす。地震の多い日本独特の建築方法なんやて。
    くぎを使わんと穴をあけて差し込んで組み立てて、上下運動に対して“ゆとり”を持たせてあるんやて。ようは(よくは)わからんけどまんなか(中心)の柱を二本にするより、一本のほうが支えるのにええいうことなんやて。

    ほんでこの柱に家を守る神さんを祀ったんやそうえ。台所にあるこの柱に台所の神さんの大黒さん(大黒天)が祀られることから、『大黒柱』というようになったんえ。ほんで家を支える大切な人のことを大黒柱いうこともあるんどす。
    お寺さんでは、和尚さんの奥さんのことを大黒さんとも呼ばはんにゃて。

    大黒柱は、ちゃんと大事にするのがよろしおすえ。

  • 2002年10月11日掲載

    掛軸

    昔から、床の間いうたら、高徳の書なんかを掛けてその家の生活の指針とし、神聖な場所やったらしいけど、茶道が普及してからは、心の落ち着ける空間ということがおおきゅうなりました。

    そやさかい、なにもいいもんばっかり掛けなあかん、いうことやあらしまへんえ。
    大事なことは、絵でも、書でもそれを書かはった人のことを知って、その人を尊重し文字通りの意味で『拝見する』いうことやないですやろか?

    床の間もおんなじ(同じ)。正式なんとちご(違)ても、自分自身が気に入り、それを拝見していると気持ちが癒される書画を、好きな所に好きなように飾ったらいいのんと違いますやろか?

    書かはった人の伝記や作品の風格に触れて、自らを反省し、心を洗うというのが大事どすなぁ。

  • 2002年08月30日掲載

    清風明月

    すがすがしい秋におうてる禅語どすやろ?
    語句のみの解説やったら単なる一点の曇りもないすがすがしい景色の表現やけど、「清風名月を払い、名月清風を払う」(出典・人天眼目)の対句の奥にひそむ禅の趣意を知ったはったら、一段とその味わいが深うなるのと違いますやろか。

    --風が月を払う--そんなことあらしまへんなどと、もっさいこといわんと名月と秋風が互いに主となり客となり無心に向かいあってると感じてくれはったらいいんどす。
    これこそが般若心経の[空](くう)の世界なんえ。

    今日の月をどうぞみておくれやす。

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